Igusa (rush grass) growing in a wetland field, capturing the natural environment where this traditional Japanese plant thrives.

い草とは何か?その用途と効能を理解する

い草とは?

イグサは、英語でラッシュグラスとも呼ばれ、湿地や浅瀬に生育する単子葉植物です。何世紀にもわたって世界中に自生しており、約300種が知られています。日本では、150cmにも成長するこの植物の長い茎が、 (約5フィート)の竹が収穫され、主に畳や「ゴザ」と呼ばれる藁織りのマットを作るのに使われます。

日本文化におけるイ草の歴史

人類がいつから「い草」を生活に取り入れ始めたのかは定かではありませんが、日本人は縄文時代から、現代​​の繊維製品と同じように「い草」を利用してきたと考えられています。現代では、熊本で主に栽培されており、国内産の「い草」の90%以上を熊本県が生産しています。種子から育てる作物とは異なり、「い草」は株分けという独特の方法で栽培され、主な畑で育ったものだけが製品として使われています。

日本の「い草」が特別な理由とは?

近年は輸入イ草も多く見られるようになりましたが、国産イ草は耐久性、弾力性、柔らかさに優れていると評判です。2016年には、熊本県産畳に使われるイ草が農林水産省の地理的表示保護制度に登録されました。これは、シャンパンやパルミジャーノ・レッジャーノのように、特定の地域にゆかりのある農産物や食品を地域ブランドとして保護する制度です。

地理的表示登録の重要性

地理的表示保護制度をご存じない方のために説明すると、これは地域特有の農産物や食品を登録する制度です。これらの製品に特別な地位を与えることで、地域ブランドを保護し、原産地に関連する独自の品質を促進します。熊本産の「い草」の場合、GI 登録は、その文化的重要性、高品質、そしてこの伝統工芸品を守ろうとする地元農家の献身を強調するものです。

栽培と収穫のプロセス

い草は11月下旬から12月下旬に植えられます。茎が十分に成長すると、通常6月下旬から7月中旬に収穫期が始まります。収穫作業は細心の注意を払って行われます。

  1. 時期:品質の劣化を防ぐため、イ草は早朝または夕方に収穫されます。
  2. 染色と保管:収穫後、イ草は特殊な泥染料で染色され、乾燥されてから保存袋に保管されます。
  3. 熟成:刈り取ったばかりのイ草は硬くて染色や織りが難しいですが、1年間保管すると繊維が柔軟になり、変色しにくくなるため、高品質のマットを作るのに最適です。

泥染めのイ草の写真

い草の機能的利点

い草にはいくつかのユニークな利点があり、それが何世紀にもわたって日本文化の一部として残ってきた理由です。

  1. 湿度調節:い草は水分を吸収・放出し、室内の湿度を最適に保つのに役立ちます。
  2. 空気浄化:空気中の有害物質を吸収し、天然の消臭剤として働きます。
  3. リラクゼーション効果イ草は森林浴のような香りを放ち、リラックス効果やストレス解消効果があります。
  4. 衝撃吸収:自然な弾力性によりクッション性が得られ、衝撃を吸収します。
  5. 抗菌性:い草の天然の抗菌性は、悪臭や足の真菌を防ぐのに役立ちます。

琥珀のい草へのこだわり

琥珀では熊本県産の国産い草を100%使用しています。畳ヨガマットなどの畳製品を現代風にアレンジすることで、熊本の農家からい草を仕入れ、新たな需要を創出し、地域産業に貢献することを目指しています。暮らしにい草を取り入れることは、日本の農業を支えるだけでなく、日々の生活に自然と安らぎをもたらします。

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出典:イグサの効用に関する各種研究、熊本県農業記録、農林水産省。

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